2007年11月7日水曜日

わきがの原因

わきがの原因として、簡単にまとめると、
「汗腺類からの分泌物をワキに潜む細菌が分解するときに、鼻につくワキガ臭が発生する」
と言われています。
まず、ワキの汗腺がポイントになります。

さらに詳しく説明しますと、まずワキガの原因となる汗腺には3つあります。
①エクリン汗腺
②アポクリン汗腺
③皮脂腺

エクリン汗腺から出る液はほとんどが水分ですが、
アポクリン汗腺からは脂肪やたんぱく質などがふくまれており、
これをわきに潜む細菌が食べて分解し、わきが臭を発生します。

こう書くとワキガはアポクリン汗腺と細菌のせいとなりますが、
もともとアポクリン汗腺自体にはニオイはありませんし、
細菌も他の有害な雑菌から守ってくれるボディガード的な働きをしているのです。

他の汗腺、エクリン汗腺は塩分を含んだ汗を分泌することにより、
肌を弱酸性に保ち有害な雑菌から肌を守り、皮脂腺は肌のうるおいを保ちます。

だれにでもこれらの汗腺や細菌は存在します。
わきがの人はこれらの汗腺の数や大きさが違ったり、細菌の数が多かったりします。

これらの要因があわさることによりワキガとなってしまうようです。 
まったくニオイのない人などいません。 
ここが重要です。
あまりに自分のニオイを気に過ぎるのは良くないことです。
(体臭恐怖症と呼ばれています)

わきがの治療ではこれらを全くゼロにするのではなく、通常のレベルに落とすかを考えていきます。

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